冬のダニ対策 情報局

冬こそ「ダニ退治」のチャンス到来　掃除・洗濯などのいポイントを解説
家の中にいるダニの種類は？
なぜ寒い冬でもダニは生きているの？
冬のダニはどこにいるの？
ダニ退治の対策

冬こそ「ダニ退治」のチャンス到来　掃除・洗濯などのいポイントを解説

ダニは夏場にだけ出るものと思っていませんか？　でもそれは間違いです。ダニは冬でも生きています。肉眼では見えないので、「いない」と勘違いしてしまいますが、実は生き残っていて害を広げてしまうことがあります。
今回は冬のダニについて、その生態と対処法をお話しします。

家の中にいるダニの種類は？

家の中でよく見かけるダニの種類について説明します。まず一つ目はヒョウヒダニ類（チリダニ類）です。ヒョウヒダニはほこりの中に生息しており、布団やマットレス、カーペットなどの家具や家の中の出る場所によくいます。
また、家の中によく見かけるダニとしては、ツメダニやケシダニも挙げられます。これらのダニは壁や床にいることが多く、特に湿気の多い場所や隙間に多く生息しています。そして、
人間にとって影響のあるダニの種類としては、ダニの死骸やフンによってアレルギーを引き起こすダニがあります。これらのダニが主なアレルギーの原因となり、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を引き起こすことがあります。

なぜ寒い冬でもダニは生きているの？

冬でもダニが生き残る理由は、ダニは寒さに強いということと、家の中で暮らしているということが理由です。
最近の住宅は、高気密・高断熱になっているので、ダニにとって生き残りやすくなっています。
ダニは寒いときには活動を減らしてエネルギーを節約します。
ダニはベッドやカーペットに隠れて、人の皮膚のフケを食べて生きています。
そして、春になるとすぐに繁殖を始めるから、あっという間に数が増えるのです。
ですから、冬が厳しくてもダニは生き抜いてしまうのです。

冬のダニはどこにいるの？

冬の間、ダニは通常、家屋内の暖かい場所に潜んでいます。これらは主に以下のような場所です：

ベッドと寝具: マットレス、枕、布団など、人が長時間接触する場所にはダニが多く見られます。ここで彼らは人間の皮膚のフケを主な食料源として利用します。
カーペットと絨毯: カーペットや絨毯の繊維の中には、ダニが隠れて生活するのに適した隙間がたくさんあります。
家具の隙間: ソファや椅子の隙間などもダニにとって好ましい隠れ場所です。
カーテンや壁の隙間: カーテンや壁の隙間など、見過ごされがちな場所もダニの隠れ家になり得ます。
暖房器具周辺: 暖房器具の周辺も暖かく、ダニにとって快適な環境を提供します。

これらの場所は、温度と湿度がダニにとって適しているため、冬の間も彼らが活動し続けることができるのです。

ダニ退治の対策

こまめに掃除をする

一番大切なことは、ダニの餌を増やさないことです。ダニのエサとなるフケや汚れ、食べかすなどは家のあちこちにたまりやすいので、こまめに掃除することが何よりも大切です。掃除機をかけるときは、さっとかけるのではなく、丁寧にかけることが大切です。表面にいるダニは生きていても吸い取れますが、カーペットやソファに潜り込んだダニは家の奥へ奥へと逃げていきます。カーペットや布製のソファは「ダニスプレー」で処理した後、死骸を掃除機で吸い取る必要がある。ダニは表面だけでなく、カーペットの下にも増えることがあるので、裏面や床も忘れずに掃除機をかけること。

洗濯をする

シーツ、カバー、衣類、毛布、タオルなどに付着したダニの死骸やフンなどのダニアレルゲンは水溶性で、洗濯機でほぼ完全に洗い流すことができる。また、ダニは卵から幼虫になるまで約1週間かかり、幼虫の時にアレルギーの原因となる糞を出すので、週に1回洗濯すれば理論上アレルゲンはゼロになるので、シーツや枕カバーは週に1回洗濯することをお勧めする。